Neruyama

memo

Jan 29

池上 一例をご紹介しましょう。たとえば、書籍で10万部売れたらベストセラーですよね。出版社も書店も大喜びのはずです。おかげさまで書籍版『学べるニュース』は発行まもなくすぐに10万部に達しました。私たちは喜び勇んでテレビ局のほうに報告したんです。すると何て言われたと思いますか?
「えっ、たった10万部? どうしてそんなに騒いでいるんですか」

 テレビ局の人は、基本的に視聴率でものごとを換算する癖があります。視聴率10%で1000万人が視聴している計算になる。つまり毎日彼らは 1000万人、2000万人を相手にしているわけです。そんなテレビ局の人たちにしてみれば10万という数は視聴率換算すると0.1%。番組だったら瞬間打ち切りの数字です。かくして「えっ、たった10万?」と受け取ってしまうわけですね。

——たしかに、視聴率で考えたら、10万は「ゼロ」と同じですね。出版業界では、今どき10万部の書籍が作れたら拍手喝采モノですが。

池上 そうなんです。ところが、感覚が違うのはテレビ局の側だけじゃないんです。一方で、出版社側にもこんなズレがありました。
「いま『学べるニュース』の視聴率ってどのくらいですか?」
「15%前後です」
「え、15%しかないんですか?もっと視聴率、高いと思っていたのですが……」
 今度はテレビ局側が腰を抜かす番でした。
 いまやテレビ番組で視聴率15%というのはゴールデンタイムにおいてもかなりの好成績です。ところが、テレビ局の外の人たちには、かつての「高視聴率=20%以上」というネットもケータイも存在しなかった90年代以前の「常識」のイメージがいまだに残っているんですね。

 そこで私の登場です。テレビ局の人にはこう説明します。
「書籍で10万部、というと視聴率で15%に達したぐらいの成績なんですよ」
「へえ、それはすごいですねえ」
 一方の出版社にもこう説明します。
「視聴率15%というのは、書籍で10万部越えしたくらいのイメージです」
「おお、それはたいしたものだ」

 これでどちらも丸くおさまります。

池上彰さんに聞く! なぜメディアは「わかりやすく伝える」ことができないんでしょうか?:日経ビジネスオンライン (via tamachide)

(via subdub)


Dec 24

Nov 14

Nov 9
“結局、GAINAXで『宇宙戦艦ヤマト』はやらなかったです。一番の理由は庵野君が「昔の『宇宙戦艦ヤマト』をやりたい」って言ったのに、そのままやらせて貰えないということ。もう一つは、庵野くんが本当の意味で監督をやらせてもらえるわけじゃ無かったこと。これが大きな理由ですね。
 
 作業上の演出はやらされるんですよ。でも、西崎がキャスティングを取っちゃう。
 舛田利雄という戦争映画の監督さんがいるんですけど、彼が総監督というクレジットを出す。脚本も、僕か山賀か、誰かGAINAXのメンバーが書くんだけど、西崎さんの友達の邦画で有名な人が脚本を書いたことになる。そういう事になっちゃうんです。
 なぜか偉い人が仕事をすると、どうしてもそうなっちゃうんですよね。昔からの自分の知り合いとか友達に、仕事とか権利とかお金とかを分け与えるのが大人物のやり方なんです。
 
 西崎さんも彼単体で偉くなったんじゃなくて、西崎義展を「先生」とか「西崎さん」と立ててくれる芸能界や日本映画界の偉い人がいるおかげなわけです。そういう人たちに顔をきかせるためにも、大作映画『宇宙戦艦ヤマト』をやる時は、総監督は舛田利雄だ、脚本はお前だ、音楽は宮川泰だ、って西崎さんの友達や仲間に役職を割り振るんです。
 でも、その人達はあまり仕事をしない。西崎さんと酒のんで「企画会議」に付き合うだけ。でも原作権とか監督料とか権利はいっぱい持っていってしまう。
 もしあの二千万円を受け取っていたら、ヘタしたら僕たちのもらえるギャラや権利はそれで終りだったのかもしれません。
 
 昔ながらの「若い頃は下積みが当たり前」の芸能界なら当然かもしれないけど、アニメ業界でいまさらこれは願い下げです。「あららぁ、大人物のようにもみえるけど、結構せこいんだなあ」くらいに考えたんですよ。
 
 後でこの仕掛けを教えてくれたのは、誰あろう松本零士さんです。
「西崎義展に会っただろう」「会いましたよー」「金やるって言われたろう」「言われましたよ」「もらったらヤバいぞ」って。
 松本さんが教えてくれるには、西崎義展という人は、とにかく会議をする。なにかというとすぐに会議を招集して、みんなでアイディアを練る。誰か一人がこんなことを思いついたと言ったら、必ずそれを会議にかけようと言う。
 松本零士が『宇宙戦艦ヤマト』のデザインで第三艦橋をこういう風にしようと思いついて提案する。じゃそれを会議にかけようと言うんです。
 で、『ヤマト』のデザインの会議を開く。それも十人とか二十人とか凄い人数の会議です。その大人数で、もうちょっとこうしようじゃないか、ああしようじゃないかって、ちょっとずつ直すんです。これが西崎義展の仕事術です。
 
 何の為にこれをやるのか。それを松本零士さんが教えてくれました。
 誰か一人が思いついた物を使うと、あとで揉めたときにその誰かが「『宇宙戦艦ヤマト』は俺が考えた」と言えちゃう。そうじゃなくて、例えば松本零士が思いついたとしてもそんなことを主張されないために、会議で合意に達して今の形に決定したという手順をふみたいんです。
『宇宙戦艦ヤマト』の「ヤマト」というカタカナを、特徴的なレタリングにするというアイディアもそうです。デザインしたのは松本零士かも知れないけど、会議の結果、今の形にまとまった。
 だからそれの統括的な著作権は、言い出した松本零士が持っているのではなく、プロデューサーの俺が代表して持っている。オフィスアカデミーという『宇宙戦艦ヤマト』の権利会社が持っている。アイディアもすべて持っていることになる。
 それが、西崎さんの主張なのです。”
【社長日記】西崎義展さんのご冥福を祈ります - オタキングex公式サイト (via tnoma)

(via kogure)


Nov 6

Nov 3
ratak-monodosico:

Alphaville - Jean-Luc Godard

ratak-monodosico:

Alphaville - Jean-Luc Godard


Oct 31

Oct 21
extranuance:

Frenzy (1972) Alfred Hitchcock

extranuance:

Frenzy (1972) Alfred Hitchcock

(via mudwerks)


Oct 20

(via cumicoco)



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